丸選手のFA移籍で人的補償は誰になるのか?カープは人的補償の達人チーム!
丸選手のFA移籍がきっかけで様々な報道が駆け巡っています。
丸選手が巨人でどんな成績を残すか?
巨人の打線はどうなるのか?
丸選手のいなくなったカープの打線は?
巨人、広島双方のチームはどんな成績を残すのか?
本当にいくらでもネタが出てきます(笑)
そんな中で既に「丸選手の人的補償は誰になるのか?」という話題をしている人もいます。
僕も気になる丸選手の人的補償選手は誰になるのか?
人的補償とは?
そもそも人的補償とは何なのか?
FA宣言した選手を獲得した球団は、その選手の前所属球団に金銭か新たな選手を補償するよう野球協約で定められている。移籍先球団の外国人選手と、その球団が選んだ28選手を除く選手の中から、前球団が選び獲得できる。
簡潔に言うとFAした選手を取った球団はFAした選手が元いた球団に対してお金か選手を獲得できる権利を与えなければいけないというものです。
これはFAで選手が移籍してしまった球団の極端な戦力低下を防ぐためのものです。
ちなみに人的補償を求められた側も主力選手を持って行かれては困るので28人の選手を「この選手は必ず必要なのでこの選手たち以外でお願いします!」と言う決まりがあります。
この28人の枠のことを「プトテクト枠」と呼んでいます。
広島カープは人的保障の選手たちが大活躍するチーム!
広島カープはファンの方々はご存知の通りFAで多くの主力選手が流出してしまうという過去と戦ってきました。
しかし、その人的補償の選手に助けられてきたのも事実です。
1.赤松真人選手
1人目は赤松選手です。
2007年に新井貴浩選手が阪神へ移籍した際に人的補償で広島へ移籍してきました。
赤松選手は強力な走塁能力と俊足を生かした広い守備範囲を武器に2009年にはオールスター出場、規定打席到達、2010年にはゴールデングラブ賞も獲得するまでになりました。
その後は代走や守備固めとして貴重な存在感を示し2016年の25年ぶりの優勝にも貢献。
しかし、胃がんが発見されその治療に専念。
2018年には2軍で実戦復帰を果たし、来年2019年もカープと契約。
完全復活を目指しています。
2.一岡竜司投手
今や広島の中継ぎの中核を担う一人といっても過言ではないでしょう。
[box class=”blue_box” title=”CHECK!”]一岡選手の髪型についての記事はこちら![/box]
一岡投手は2013年に巨人へFA移籍した大竹寛投手の人的補償として広島へ移籍。
高校卒業時に大学や社会人から声がかからず沖コンピュータ教育学院と言う専門学校へ進学し野球を続けるという異色の経歴を持っています。
巨人に入団した後も1軍登板機会は少なかったものの2軍での成績は抜群で他の球団の選手たちの間でも「あんなすごい球を投げる選手がいるのか!」と噂されていたそうです。
カープは前々から一岡投手を調査しており、プロテクト枠から一岡投手が外れていたことを確認するとすぐさま人的補償として指名。
球団関係者は「トレードでは獲れない選手」と大変喜んだそうです。
一岡投手は1年目から活躍。
31試合2勝2セーブ16ホールド、防御率は0.58(9回を1人の投手が投げ切ったと仮定した場合どのくらい点を取られるかを数値化したもの。低ければ低い程よい)を記録しカープ中継ぎの一角へと成長していきます。
その後もカープの中継ぎを支え続け今年、去年と50試合以上に登板し3連覇に大きく貢献しています。
まとめ
広島カープはFA移籍する選手を指をくわえてみているだけではありません。
元々、スカウティングには定評のある球団です。その眼力と調査力でまだ見ぬ新戦力を次々と発掘し主力へと押し上げています。
もちろん丸選手の移籍は大変な痛手でしょう。
しかし、転んでもただでは起きないチームです。
球団側も「金銭より選手」とコメントしている通り人的補償を求める可能性が高いです。
既に楽天とトレードで菊池投手を獲得しているので投手の可能性が高いと思いますが果たして誰を獲得するのか?
来てもらえるのならカープファンはきっと歓迎してくれると思いますし一軍に定着し大活躍して欲しいと願っています!
発表は12月末頃かもしれませんが楽しみに待ちたいと思います!