黒染めを明るくするブリーチなしのダブルカラー!

皆さん、こんにちは!

広島市中区でフリーランスとして活動しているショートカット、ハイトーンカラーを得意としている美容師、西 太志と申します。

 

就職活動や実習などで黒染めをしなければならない場面に遭遇される方、少なくないと思います。

本来は暗くする期間などに合わせて黒染めも「暗く見えるカラー」と「白髪染めを使って本当に暗くするカラー」に分かれます。

今回は「白髪染めを使って本当に暗くするカラー」についてです。

 

ブリーチを使うリスク

黒染めを明るくする方法としてすぐに思いつくのがブリーチを使って明るくする方法です。

「ブリーチを使えばすぐに明るくなるんじゃないの?」

そう思われるかもしれませんがそれ相応のリスクも存在します。

まず白髪染めは色素がかなり濃いのでブリーチをかけたとしても黒染めをした箇所とそうでない箇所とにかなりの明るさの差が現れます。

黒染めをした部分は赤みやオレンジがかなり残った状態となりカラーも入りにくくなります。

 

また、ブリーチは髪の毛の中のタンパク質にかなりのダメージを与えるので縮毛矯正やパーマなどができなくなるリスクもあります。

[aside type=”normal”]ショートヘアの場合はブリーチを使用する場合もあります。髪が短いので切る周期も早くダメージ部分が早くなくなるためです。[/aside]

 

黒染めを明るくするにはブリーチを使わないダブルカラーが断然おすすめ!

僕がおすすめするのは「ブリーチなしのダブルカラー」です!

これはどういうことなのかというと通常のカラー剤で少しずる黒染めの色素を抜きつつ赤みを消し明るくしていく方法です!

具体的なやり方としては12〜14レベルのカラー剤で黒染めを抜きつつマット系カラーを混ぜて赤みを抑えて染めていきます。

最大のメリットはブリーチのように大きなダメージをさせることなく髪を明るくできることです!

その反面、少しずつしか明るくなりませんので複数回のカラーが必要になります。

 

1度目のカラー「髪の明るさをあげる」→2度目のカラー「黒染めの赤みを抑える」

 

これを繰り返してあげることで徐々に明るくしていきます。

 

お客様の実例紹介!

実際にこの方法で黒染めを明るくしたいというお客様にブリーチなしのダブルカラーをさせていただきました!

 

お客様データ

・黒染め2回。前回は約4ヶ月前。

・1年前に縮毛矯正

・週に数回コテで巻いている

・これから伸ばしていきたい

 

毛先は縮毛矯正とコテの影響もあり、ブリーチはリスクが高いと判断したためブリーチなしのダブルカラーにさせていただきました!

2回のダブルカラーを終えた写真がこちら!(ビフォーを撮り忘れました…)

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来店されたときはほぼ4〜5レベルの黒だったところからここまで明るくなりました!

「もう少し明るくしたい!」とのことだったので後日もう一度カラーをさせていただきました!

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どうでしょうか?

透明感も出てかなり明るくなりました!

結果的にトリプルカラーになってしまいましたが笑

 

まだ赤みは残っている状態ですので今後も赤みを抑えながらカラーをさせていただく予定です!

 

まとめ

ブリーチを使う方法とブリーチなしのダブルカラーを使う二つの方法の特徴は以下のようになります。

 

ブリーチを使って黒染めを明るくする方法

①即座に明るくできる

②ダメージが大きくなる

③黒染めの赤みが出るのでオンカラーに影響が出る(特にアッシュ系の色が入りにくい)

④縮毛矯正やパーマとの併用が難しい

 

ブリーチなしのダブルカラーで明るくする方法

①ブリーチより少ないダメージで明るくできる

②黒染めの赤みを抑えながら明るくできる

③一気に明るくできないので複数回の来店が必要になる

 

どちらもメリット、デメリットがあります。

 

ブリーチなしのダブルカラーを使う方法であれば時間はかかりますが髪の毛へのダメージも必要最小限にクオリティも高いカラーをご提供できるので断然おすすめです!

 

「黒染めしてしまったけどやっぱり明るいカラーもしたい」

 

そんな方のご要望にもお答えできるメニューとなっていますのでぜひ一度体験してみてくださいね!

 

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